毎年の大イベント

2017.03.16

世界の奇祭「長洲島の饅頭祭り」

香港 長洲島で毎年5月におこなわれる不思議なお祭りといえば「饅頭祭り」と「飄色(ピウセッ)パレード」。

そのお祭りは同時期におこなわれ実にヘンテコであり、2014年度の米国タイム誌でも「世界の奇祭10選」に選ばれて、今では香港生活者だけでなく海外からの観光客も押し寄せるほどの有名なお祭りとなりました。

お祭りの起源となったのは長洲島で疫病が発生した清王朝の時代。島民が疫病が収まることを願い、北帝という神様にお願いをしながら街を練り歩き、そのおこないの後、疫病は瞬く間に収まったことから、神様への感謝の気持ちをこめて饅頭を奉納したことから饅頭祭りの始まり。飄色(ピウセッ)パレードは、その時に街を練り歩いたところから始まっています。なお、長洲島の饅頭祭りの正式名称は「長洲太平清醮(長洲の太平を願う祭事 )」であり、2009年から香港の無形文化遺産となった伝統あるお祭りです。

このお祭りが開催されるのは、毎年旧暦4月8日、仏陀の誕生日となっており、新暦で計算をすると毎年5月頃となります。それぞれのお祭りの特徴を紹介しましょう。

饅頭祭り

昔は神様に奉納してた饅頭塔(包山) ですが、現在では饅頭取りレースへと変貌しています。ルールは簡単で、9,000個のプラスチック製饅頭が張り付けられた高さ14メートルもの饅頭塔によじ登り、得点の高い饅頭を幾つ取れるか争います。高い所にある饅頭ほど点数が高いため、参加者は開始と同時に一気に上を目指して登っていきます。レースは厳しい予選を通過したツワモノ達により、3分間の白熱した試合が繰り広げられます。開始時間は毎年、午後11時30分からです。

長洲名物

饅頭取りレースでは偽物饅頭が使われますが、本物の饅頭も付近で購入できます。赤文字で「平安」とかかれた縁起のよい饅頭は「平安包(ペンオンパウ)」と呼ばれ長洲島の名物となっています。餡は「胡麻・蓮の実・あずき」の3種類があるので是非試してみてください。

飄色(ピウセッ)パレード

神様や歴史上の有名人に扮した5~6歳の子供達が、高い位置で持ち上げられて宙を漂うという不思議なパレード。最近では話題のタレントや有名人に扮した子供たちも少なくないようです。こちらは同日の午後2時から午後4時まで開催されます。

≪饅頭祭りの詳細≫
日にち:毎年5月頃(旧暦4月8日)
場所:長洲島
行き方:香港中環フェリー乗り場5番(Pier5)より船
フェリー時刻:約30分毎に出航(時刻表
2017.01.23

香港の風習、フラワーマーケットを楽しもう!

花市 年末

香港では、縁起の良い言葉である「花開富貴(花が開くように富に満ち溢れる様子)」にちなんで、新年(旧正月)を迎える前に花を購入する風習があります。毎年旧暦12月25日から大規模な「年宵花市(旧暦フラワーマーケット)」が特設会場にて開催されます。

それぞれの花は香港らしさ溢れる意味を持っています。そこで、香港の人々が旧正月に購入しているメジャーの花や植物の一部を以下に紹介してみたいと思います。是非、皆様も花束を購入してお部屋に飾ってみてください。

1.キンカン(金桔・金柑)
黄金色のキンカンは富をもたらすと考えられており、広東語で金柑はガムカッ、「吉(ガッ)」と欲にていて縁起が良いとされれている。

2.紅桃(赤い桃の花)
紅桃は広東語でホントウ、ビジネスが上手くいくことを表す鴻圖(ホントウ)と発音が似ており、人や財産との縁をつなぐと考えられている。

3.水仙
水仙の香りは、新しい一年の幸運、チャンス、お金をもたらしてくれると考えられている。

4.ツノナス
5つの角のような不思議な形が、五代同堂(家族5世代が一緒に顔を合わすくらい長生き)を表していると考えられている。

なお、香港最大のフラワーマーケットは銅鑼湾(コーズウェイベイ)のビクトリア公園です。花屋だけでなく日本のお祭りのように、イカ焼き、サイコロ牛肉ステーキ、魚蛋(魚つみれボール)、燒賣(シューマイ)などの飲食店、干支の飾り物などを販売している雑貨店などがお店を構えています。

フラワーマーケットは平日の夜遅くまで開かれていますので、是非香港の風習をお楽しみください。