広東語・北京語

2016.05.18

発音で意味が異なる広東語「スプーン」と「紙ナプキン」

中国語(広東語・北京語)には発音が異なるだけで全く違う意味として相手に伝わってしまう言葉があります。

そして、私が最近戸惑った広東語、「スプーン」と「紙ナプキン」。

スプーンは広東語で、「匙羹(チーガン/ci2 gang1)」。紙ナプキンは広東語で、「紙巾(ジーガン/zi2 gan1)」となり、この2つはカタカナ読みが似ているだけではなく、イントネーションが全くおなじという厄介な言葉。おそらく広東語ができる日本人でも、殆どが聞き分けられないはず!

先日、セブンイレブンで日本のプリンを購入した時のこと。。。

普段はレジ近くにあるスプーンがその日に限って無かったのでスプーンを下さいと伝えようとしたところ、困っていた私に気づいた店員さんが、他の店員さんに向かって「スプーン(匙羹)がないよ!」と親切に指示をしてくれました。

はいよ!と威勢よくスプーンを取り出してきた店員さんでしたが、手にとっていたのは、大量の紙ナプキン(紙巾)。

そしてスプーンを取って!と指示をした店員さんは、「そっちじゃねー!!スプーン(匙羹)だよ!」と香港スタイルの強烈な突っ込みで、なんとか私の手元にスプーンが届きました。

デザートにプリン

香港人は聞き分けているんだろうなと思っていた、「スプーン」と「紙ナプキン」でしたが、以外にも香港人でも聞き間違えてることがわかり、外国語は仮に伝わらなくても間違いを恐れずにどんどん話していくことが大切だなと感じた大切な一日となりました。

因みに北京語ではスプーンを 「羹gēng匙chí(ゲンチー)」または「調tiɑ́o羹gēng(ティアオゲン)」と言い、紙ナプキンは「紙zhi3 巾jin1 (ジーチン)」と言います。

香港BS K.Kより