2017.01.23
香港の風習、フラワーマーケットを楽しもう!
香港では、縁起の良い言葉である「花開富貴(花が開くように富に満ち溢れる様子)」にちなんで、新年(旧正月)を迎える前に花を購入する風習があります。毎年旧暦12月25日から大規模な「年宵花市(旧暦フラワーマーケット)」が特設会場にて開催されます。
それぞれの花は香港らしさ溢れる意味を持っています。そこで、香港の人々が旧正月に購入しているメジャーの花や植物の一部を以下に紹介してみたいと思います。是非、皆様も花束を購入してお部屋に飾ってみてください。
1.キンカン(金桔・金柑)黄金色のキンカンは富をもたらすと考えられており、広東語で金柑はガムカッ、「吉(ガッ)」と欲にていて縁起が良いとされれている。 2.紅桃(赤い桃の花)
紅桃は広東語でホントウ、ビジネスが上手くいくことを表す鴻圖(ホントウ)と発音が似ており、人や財産との縁をつなぐと考えられている。 3.水仙
水仙の香りは、新しい一年の幸運、チャンス、お金をもたらしてくれると考えられている。 4.ツノナス
5つの角のような不思議な形が、五代同堂(家族5世代が一緒に顔を合わすくらい長生き)を表していると考えられている。
なお、香港最大のフラワーマーケットは銅鑼湾(コーズウェイベイ)のビクトリア公園です。花屋だけでなく日本のお祭りのように、イカ焼き、サイコロ牛肉ステーキ、魚蛋(魚つみれボール)、燒賣(シューマイ)などの飲食店、干支の飾り物などを販売している雑貨店などがお店を構えています。
フラワーマーケットは平日の夜遅くまで開かれていますので、是非香港の風習をお楽しみください。