2016.07.25
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香港の新聞社を比較!成報と香港経済日報(3/4)

5.成報(http://www.singpao.com.hk/

成報(シンパオ)は 1939年にわずか24 歳の何文法を中心に計 6名によって創刊された。

当初はニュースだけでなく文化や娯楽面を充実した内容となっており、創刊後わずか半年で香港一の発行部数を誇る新聞となった。第二次世界大戦中は発行を中止していたが、戦後すぐに復活。その後も香港 1.2位を争う発行部数を保っていたが、新聞市場の激変、創設者の何文法の逝去などにより発行部数は激減し、 2015年8月6日には一時停刊するなど騒ぎが起きた。しかし停刊20日後には復活、現在も新聞を発行している。

成報は創刊当初は思想的には中立を保っていたが、現在では親中派と言われる。

~創業者うんちく~
何文法は香港新聞業界の発展を語るに外せない人物として有名。また競馬が好きで、一時は 20頭以上の競走馬を保有する馬主だった。

親中派新聞

6.香港経済日報(http://www.hket.com/eti/

香港経済日報(香港エコノミックタイムズ)は 1988年に馮紹波氏らによって創刊された新しい新聞。
主に香港経済を取り扱っており、その記事の切り口は専門的との評価がある。金融以外にも中国及び国際時事ネタ、社会、ビジネス、不動産やライフスタイルなど幅広い情報を取り扱っている。

97年のアジア金融危機の時は政府に市場介入を行うよう求めたり、 2006年に香港政府が消費税導入に関して言及した際、激しい反対表明を行ったりしている。思想としては穏健民主派。

香港経済新聞

香港の新聞社を比較!文匯報、大公報と大紀元時報(4/4)へ続く。

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